住処を決める


 れから生活していく舞台なんだから、やっぱり住むところは快適なほうがいいに決まってる。だけどやっぱりお金次第ということになるんだな。

 ンハッタンに一人で住もうと思うと、1000ドル以下の部屋を探すのはとてつもなく難しい。不動産を通して探すともう絶対と言っていいぐらい安い部屋はない。

 あ、あるにはあるんだけどね、500ドルの部屋とか、ただそうなるとすごく狭いとか、シャワーが共同だとか、ものすごく治安が悪いとか、そういうおまけがついてくる。

 から、金持ちの人は問題ないけれど、貧乏人に選ぶことの出来るのは次の三つ。

  1. 同居人を探す。
  2. マンハッタンに住むのはあきらめる。
  3. 少々環境が悪くても安い部屋に入る。
 居人と住むというのは、いわゆる”アパートメント・シェア”といわれるもの。問題点は言うまでもなく同居人とうまが合うかどうかということ。なかには酷い人間もいて、こんな目 に遭うこともあるから、この場合はよく人をみよう。

 ンハッタンにこだわるのをやめれば、選択の幅は大きく広がる。マンハッタンで毎日夜遊びしたい人には不便だけれど、普段の生活はもうちょっとのんびりしたいと思う人にはぴったり。クイーンズならかなりマンハッタンに近いところでも安全だし、ブロンクスやブルックリンでも全域が危ないという訳ではなくて、安全な地域 に住めばとっても快適。なんといっても物価が安い。かくいう私も悪名高いブロンクスに住んでいる。

 境が悪いというのは部屋が狭いとか治安が悪いとか、本当にさんざんなので、よく部屋をみて、色々と確かめなくてはならないし、住み始めたらすぐにやらなきゃならない作業 がある。部屋はいくつもあるけれど、命はひとつしかないんだから、用心に越したことはない。(ってちょっと脅かしすぎ?)


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