すぐに必要な作業


 対に必要なことは、かぎを付け替えること。すぐに鍵屋をよんで全て取り替えてもらう。なぜかというと、管理人が信用出来ないからだ。

 み始めたときには管理人が必ず合鍵をもっている。管理人なら合鍵で部屋をあけて家財道具を盗み出すなんて事は簡単にできてしまう。

「まさか管理人がそんな事…。」

 んて思っていたらあなたは相当な甘ちゃんである。冗談なんかではない、私の友人など鍵は付け替えていたのだけれど、窓の鍵をかけ忘れていたら、窓から入られたらしい。彼の部屋と管理人の部屋は窓の所が非常階段(プリティー・ウーマンを思いだしねぇ)でつながっているものだから、簡単な事だわさ。

 初は管理人が犯人だとは思わなかったらしいが、ある日家賃を払いに行ったら。彼の所にあったのと全く同じテレビがあったそうだ。新しいテレビを買ったのかと聞くと慌ててドアを閉めたという。ここで疑いは確信に変わったらしいが、証拠として十分なものがないのでどうにもならないとあきらめたそうだ。

 にものすごくいい管理人もいて、そういう人に当たると長期で部屋を留守にするときなんか、鍵を預けていっても大丈夫なんてこともある。でも、そういうことはあまり期待出来ないから。やっぱり用心すること。


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