少女売春


 『若さがお金に負けちゃった現象』ここのところの少女売春ブームはそういうことだね。今や見事なまでに駆逐されてしまった魅力的な男の子。彼等を失ってしまった彼女たちの喪失感には計り知れないものがあるんだよ。まあ、彼女たち自身も気付いていないことだろうけれど、本能はごまかせない。

 って、この頃の女の子ったらすごく発育がいいんだから、体はすでに準備万端整っていて、素敵な男が自分をさらって行くのを今か今かと待っているわけ。もう中学も後半になったらうずうずしている、咲いちゃった花は早くしなくちゃ実にならないで枯れるだけなんだから、そりゃあ焦るのは当り前だね。そこの所へ本当に素敵な男の子が現われれば、心のど真ん中にぱあっと大輪の花が咲くわけだよ。まあ、体の方も咲き乱れるんならそれもいい、別に否定はしないよ、体も心も大事だから。でもまあその場合はやっぱり避妊だけはちゃんとしないとな、子供ができたらどうするのかぐらいは考えとくように、俺はこんな事書いているけれど、責任とらないからね、責任は自分たちでとんなさい。で、話を戻して、この素敵な男の子という要素が今滅亡の危機なので、女の子のほうにとってもとんでもない事態が発生しているというわけだ。

 現在生息しているというか、以前も同じ様なものだけど、男を大きく分類すると4つに分類できる。こんな具合だ

金持ち 貧乏
若い

(若者)

若金

ヤンエグ、御曹司

若貧

ほとんどの若者

若くない

(大人)

老金

一般の大人

老貧

うだつの上がらないオヤジ

または不良オヤジ

つまり、若くて貧乏、若くて金持ち、若くなくて貧乏、そして、若くなくて金持ち、この4つに大まかに分けられる。各々の名前が長いので、若貧、若金、老貧、老金とでもしておこう。ちなみに、金があるないという分け方については生活力というか、そういう余裕という要素も含まれることにする。

 は本題に入ろう、この4つのなかでもっとも少ない人種といえば、若くて金持ち、つまり若金である。この人種に関してはあまりに少なすぎるので、すっとばして次に少ないのが老貧、ある程度の歳になって、それなりに働いていれば小娘にやる小遣いぐらいはもっていてもおかしくはないわけで、それと同じ理由でその次に続くのは老金ということになる、で、最後、圧倒的多数その他大勢が若貧というわけだ。なんて偉そうに整理してみたけれど、こんな事はずっと昔から当り前のことで、ここからが大事です。はい、

「若い女の子の周りに多いのはこれら4人種のうちどれでしょう?」

もちろん若貧ですね、では

「女の子はこの若貧と付き合いたいと思うでしょうか?」

答えは一部を除いてNOですね。

 いというただそれだけしか売りのない男なんて誰もほしくない。若いということは男に関しては昔から全然意味のないことだったんだもん。女の子は若いというだけで許されるというか、価値を認められるところがあるけどさ、若い男というのは駄目。実力も経験も余裕もない、気の利いた台詞の一つも思いつかない、責任とってやろうなんて度量もない。男はそれだけじゃどうしようもない生き物なんだから、ぼーっとしてちゃだめなんだ。男は何かをしでかさないと透明人間以下なんだよ。だからこういう若貧の所へは女の子はやってこない。

 の子にはすごい価値があるってのは歴史が証明していることで、どうかしたらそれで国が滅んでしまうぐらいの価値がある。で、女の子の方もそれを本能的に知っている。そんな彼女たちが価値ある自分自身を単純に売りさばいたりするだろうか?そんなことはないはずだ。世間の女の子たちが馬鹿だからこういう現象が起こるんだろうか?答えはNOだ。原因は男たちにある。それも、若い男たちだ。そしてそれはその母親に関係して、さらにその夫である男たちにもつながっていく、で、ここに見事な悪循環体系が花を咲かせることになる。


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