インターネットカフェをぐるっと回る。5件まわるつもりだったが、4件目で時間オーバー。しかし、なかなか面白い体験だった。
インターネットカフェというと、近未来的な店内に間接照明がついていて、働いている人なんかもどことなくモノトーンというのがイメージなんだけど、見事にその予想は裏切られてしまった。
出力センターの二階につくられているこのカフェはアクセスがすごく速くて
快適なんだけど、ちょっとした設定とかが出来ない。というのもちゃんと
セキュリティーソフトウエアでロックしてあるから。まあ当然といえば当然
なんだけど、最初リアルオーディオの音が出なくて困った。まあ、一旦出て
しまえばさすがファイバー。なめらかなラジオ番組を聞く。
お次は近未来系のカフェ。ここは東京とかでよく見たヤツに似ているなあ。各マシンのメモリーをけちってヴァーチャルメモリーを使っているところはせこいけれど、料理と飲み物の種類はグッド。味も合格。メインディッシュを一品頼む毎に30分間の延長がついてくる。基本的に30分で5ドル。入り口にはゴーグルを掛けて楽しむヴァーチャルリアリティーのマシンが置いてあった。
驚いたのはここ、こんなところがインターネットカフェだなんて誰が思うんだ?といったたたずまい。オマケにクーラーもない。各マシンが載っている
机も適当。椅子も適当。
どこかから拾ってきたんじゃないかと思うような家具ばかり。さんざんいい加減なクセして、おさえるべきところはおさえているらしく、
カウンターではシーユーシーミーにはまっている男が一人。
料金とかなんにも分からない。インターネットに触れるのにはお金を取っていないのだろうか?来週ここでセミナーをやることになっている。涼しければいいなあ。
最後がここ。古い小さな図書館みたいな落ち着いた雰囲気。ケーキもそこそこおいしい。でっかい犬がおとなしくてかわいい。ウインドウズばっかりで、それだけは落ち着かなかった。
どれもこれも外から見てインターネットカフェとすぐには分からない。こんな事では客引きにならないんじゃないかと思うけれど、使っている人達とか、色々な店の雰囲気を見ていると、インターネット端末はジュークボックスとかと同じ様な感覚なんだと気付いた。
気負わないで楽しめるものでないとカフェとか、バーには似合わない。コンピューターがいかにも浮いた存在になっているところが東京で多く目に付いたのはどういう事なんだろう。東京のインターネットカフェではこんな風にはくつろげなかったっていうのは電磁波対策のモニターなんかのせいではないなあ。
気合いを入れていくとニューヨークのインターネットカフェにはがっかりします。普通のカフェに行って普通にくつろいで、いつも目を通す雑誌の替わりにインターネットっていう感じがいいんじゃないかなあ。
たまには家からではなく、こういうところからアクセスするのもいいものです。
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